7artisans 50mm / f1.1 レビュー

先日Amazonを眺めていると怪しいレンズを見つけてしもうた。



これ

Mマウントで50mmでF1.1でと、VoightLander NOKTON 50mmF1.1とよく似た性能を持つこのレンズ。
件のNOKTONも所持してるし、いらないかなーっとは思っものの、作例を眺めているとこれはこれでとても楽しそう!なにより安い!(感覚がマヒしている)と呑んでいた酒の勢いも相まってポチっとしてしまったわけなのです。
ポチっとした翌日に早速届いて愛機に装着してみたところ、やはりシルバーボディ(ほとんど黒とかいうな)にシルバーレンズはよく似合ってにんまり。


レンズキャップは被せ式で評判悪かったので、これに交換。

早速レンズテストというわけで、伏見稲荷に行って色々撮り歩いてきました。

機材の試し撮りといえば伏見稲荷

<試し撮りの時間> 

まずは作例をどうぞ。
朝の某駅高架下



それなりにフレアは出ます



ボケはNOKTONより相当荒れます


安レンズと思いきや、描写はしっかりしている


F1.1による薄紙のような被写界深度と、荒れるボケ

<で、NOKTONとの違いは?>

単純に両方使った感想からNOKTONと比べて良いところ・悪いところを上げてみると・・・
メリット
・安い
・軽くて小さい
・70cmまで寄れる(NOKTONは1m)
・色が選べる(黒と銀、NOKTONは黒のみ)

デメリット
・絞りにクリック感がない
・電子接点がなく、情報がEXIFに記録されない
・造りが若干荒い(塗装はみ出してたりとか)
・ピント位置の微調整を自分でやる必要がある
・フレアがよく出る(これは良し悪しか)
・保障やら修理やらそのあたりの安心感に欠ける

ざっとこんなところ。
地味に焦点距離が30cm短いというのは大きなメリット。
遠くから光弾をぶちまけてくるようなボケも、よればよるほど激しくなるし。
絞れば激しいボケも鳴りを潜めて普通に撮れるし、これはめっけものなのではないかと。
最近はマウントアダプタも各社が販売してて、Mマウントレンズ装着の敷居も下がってるし、何よりF1.1の明るいレンズがこの価格で買えるのはありがたい。
デメリットに上げたピント位置の微調整もレンジファインダーの距離計と合わせる時の話なんで、EVFで使う分には何の問題もない。
絞りにクリック感がなく、絞りリングがきっちり絞りの数値ごとに止まってくれないので、ともすると絞り値がF1.4とF2.0の間とか中途半端な位置に止まっていることがある。
もちろん電子接点なんかなくて今の絞り値が表示されたり記録されたりなんてこともないので、この辺気になる人は気になるかも。(こと細かく記録してる人いるよね)

結論としましては、NOKTON50mmF1.1持ってないなら買って損はなし。
持ってても気が向けば買うといいと思うよ!
以上!

黒モデルはこちら

コメント

人気の投稿